「アルコールはカロリーがないから太らない」は嘘です!アルコールが太る2つの理由とは?
こんにちは!
立川の女性専用パーソナルトレーニングジムASmake(アスメイク)の山﨑将太です。
先日少し体重が停滞気味のお客様に「少しアルコールを飲む頻度を減らしてみると良いかもしれないですね」というお話をしたところ、
『え?でもアルコールってカロリーないから太らないでしょ?』という答えが返ってきました。
あなたもアルコールはカロリーがないから太らないと考えますか?
確かにアルコールは、エンプティカロリーと言って、1gにつき7kcalあるものの、ほとんどが熱などで消費されるため、カロリーがないと言われます。
ですが、「アルコールはカロリーがないから太らない」は嘘です。アルコールは太ります。
なぜなら、アルコールが体内にある間はずっと、その他の栄養素(主に3大栄養素である糖質、脂質、タンパク質)の代謝が行われず、吸収されてもそのまま体脂肪へと変えられてしまうからです。
今日は、「アルコールはカロリーがないから太らない」が嘘な理由と、アルコールが太る2つの理由についてお話します!
アルコールはカロリーがないは本当?
よくアルコールは、エンプティカロリー(空っぽのカロリー)だから、カロリーがないので太らないと言われます。
ですが、アルコールにもカロリーがあります。1gにつき約7kcalもあるんです。
これは、糖質とタンパク質が1gにつき4kcal、脂質が1gにつき9kcalであるので、脂質の次にカロリーが高いことになりますね。
さらに、カロリーがあるということは、体の中でエネルギーにもなります。ただし、3大栄養素にもビタミンなどにも含まれないため、そこまで大きな割合は占めてないと思われます。
ですが!!
糖質や脂質を摂りすぎると太るように、アルコールが1gにつき7kcalあるということは、、、、当然飲み過ぎると太ります。
ただ、アルコールには、熱を産生するという特徴もあります。(お酒を飲むと体が温かくなってくる理由です。)
この熱を産生するときに、カロリーは消費されるため(運動して体温が上がるのと同じ)、1gにつき7kcalあるアルコールは、実際にカロリーがどれぐらい体の中に残るのかわかりません。
そのため、「アルコールはカロリーがない」や「アルコールはエンプティカロリー」と言われ、その話が膨らんで「太らない」ということが言われるようになっているのです。
そのため、「アルコールにカロリーがない」のは嘘になります。
ただ、先ほども書いた通り、アルコールは1gにつき約7kcalありますが、飲むと熱を産生しカロリーを消費するので、実際どれぐらい体の中にカロリーが残るかはわかりません。
さらに3大栄養素などの栄養に分類されてないので、アルコール単体で太るということも考えにくいです。
つまり、アルコールが太るのは、カロリーではない!
そうなると、アルコールが太るのは、カロリーではありません。それは、どれくらいアルコールのカロリーが体内に残っているかわからないからです。
アルコールには、太る理由があるのです。
それは、食べたもの(3大栄養素である糖質、タンパク質、脂質)を、体脂肪として蓄えやすくしてしまうということです。
どういうこと??
アルコールは体にとっては毒素になります。体としては、毒素の分解や体外への排出を最優先で行います。
その時にフル稼働するのが、肝臓です。
つまり、肝臓はアルコールの分解や輩出のために最優先で行うのです。
3大栄養素のうち、糖質とタンパク質は、体に吸収されるとまず肝臓へと送られます。
ですが、アルコールの分解や輩出のために最優先で働いている肝臓は、送られてきた糖質やタンパク質の処理を後回しにします。
後回しにされても、糖質やタンパク質もずっと肝臓の中にいさせてもらえるわけではないので、どこかにいかないといけません。
その時に体は、「糖質とタンパク質は摂りすぎて余ってるんだな」と判断してしまい、体脂肪へと変えられてしまい、太るのです。
糖質とタンパク質は、肝臓で体脂肪に変わるのはわかったけど、
『脂質は?』と思いますよね。
もう1つのアルコールが太る理由はこれ!
それは、脂肪の分解をストップし、脂肪の合成(蓄えること)を促進することです。
ただ、脂質は、体に吸収された後、肝臓ではなくまず心臓に送られます。
心臓から血液に乗って全身を巡ります。通常であれば様々な細胞に入ったりエネルギーになりますが、アルコールのせいで脂肪の合成が促進されています。
そのため、血液中に乗った脂質は、どんどん体脂肪に取り込まれていき、太るのです。
これがもう1つのアルコールが太る理由です。
この2つはアルコールが体の中にある限り続きます!
先ほど書いた、アルコールを飲むと太る理由である
「肝臓がアルコールの分解や輩出を最優先で行うことによって、糖質とタンパク質が体脂肪に変えられること」
「脂肪の合成(蓄えること)が促進しているため、脂質が体脂肪へと取り込まれやすくなり、太ること」
の2つは、アルコールが体の中にある限り続きます。
そのため、早くアルコールを体の中から出さないといけないので、お水をたくさん飲んだり、アルコールを飲む量を控えたりすることが必要になってきます。
以下の「アルコールが太ること」に関連した記事も合わせてご参考にしてください。
↓
まとめ
「アルコールはカロリーがないから太らない」というのは嘘で、アルコールは太ります。
その大きな2つの理由
「肝臓がアルコールを分解し体の外に輩出することを最優先で行うため、糖質とタンパク質の処理をストップし、体脂肪へと変えてしまうこと。」
「アルコールは、脂肪の合成(蓄えること)を促進するため、脂質が体脂肪へと取り込まれやすくなること」
によって、アルコールは太るのです。
そのため、アルコールを体の中に残し続けないために、お水をたくさん飲んだり、アルコールを飲む量を控えるようにしてください。
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目次
山﨑 将太
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