
食べなきゃ痩せるって本当に当たり前?誰が言ったの?
こんにちは!
立川の女性専用パーソナルトレーニングジムASmake(アスメイク)の山﨑将太です。
『食べなきゃ痩せるでしょ』
周りの知人や、お客様でも、こうおっしゃっている方は、
結構いらっしゃいます。
確かに、食べないと、体脂肪になるものも入って来ないので、
太らないし、
逆に、今体の中にある体脂肪を使うから、体脂肪が減って痩せると思いますよね。
でも、残念ながら、食べなきゃ痩せるは本当ではなく、
食べなきゃ痩せないです。
なぜなら、食べなくて、摂取カロリーが少なくなると、
体はそれに合わせて、消費カロリーも少なくしてしまうので、
結局、摂取カロリーと消費カロリーがイコールになり、体脂肪が減らないからです。
今日は、食べなきゃ痩せるが本当ではない理由について、詳しくお話しますね!

食べなきゃ痩せるは、勘違い!
食べなきゃ痩せそうな気がしますよね。
栄養が少なすぎて、体脂肪になることもなく、
エネルギー不足は、今ある体脂肪を減らしてエネルギーにするので、
体脂肪が減っていくような気がしてしまいますが、
これ、完全に勘違いです。
理由は、
食べないと、摂取カロリーが低くなり、もちろん栄養が少なすぎて、
体脂肪になることはほとんどないですが、
体は、減らした摂取カロリーに合わせて、その分消費カロリーも減らします。
そうなると、食べなきゃ食べない分だけの摂取カロリーで
なんとか消費カロリーをやりくりしようとするので、
結局、摂取カロリー=消費カロリーにしてしまうんです。
当然、ここまできっちりイコールの関係にはならず、
消費カロリーの方が多くなります。
じゃあ、その分のエネルギー不足は、どうするかというと、
体脂肪を減らして、ではなく、
筋肉を減らして、エネルギーに変えるんです。
筋肉が減るということは、代謝が下がりますよね。
つまり、食べないと、摂取カロリーが減って、体脂肪は増えないですが、
その分、消費カロリーを減らしてしまうことと、
筋肉を減らしてしまうことで、エネルギー不足を補うので、
体脂肪は減らないんです。
これ、体の仕組みです!
食べなくても、体脂肪が減らない理由、
なんとなくお分かりいただけましたか?
食べなくて、摂取カロリーを減らしても、
その分消費カロリーを減らし、筋肉を減らすことになるので、
全然体脂肪が減らず、痩せなくなるんです。
この消費カロリーを減らすのは、恒常性の維持
筋肉を減らすのは、糖新生
という、決まった体の仕組みです。
体の仕組みである以上、僕にもあなたにも例外なく当てはまるんです。
恒常性の維持と、糖新生について、少しだけ解説しますね。
・恒常性の維持とは?
恒常性の維持とは、簡単に言うと、
変化をさせず、変化したら元の状態に戻そうとする機能のことです。
(基本的に、命に関わるから備わっている機能です。)
体温って、だいたい一定ですよね?
今日は、36度。昨日は、30度。明日は、42度。
というような日々の変化はほとんどないはずです。
寒くて、体温が下がったときは、勝手に体を震わせて体温を上げようとしたり、
暑くて、体温が上がったときは、汗をかいて体温を下げようとするのも、
この恒常性の維持が働くから起こることです。
風邪や体調不良の時も、もちろん体温が上がって、それが数日続くこともありますが、
それは、菌やウイルスを殺すために体温を上げているだけで、
結果としては、治ると、体温は元に戻りますよね?
このような、体を常に元の状態(体温で言うと36度前後)に
戻そうとする機能のことを恒常性の維持と言います。
これが、働くことで、食べないで摂取カロリーを減らしても、
その分消費カロリーを減らすというようにして、
常に摂取カロリーと消費カロリーをなるべくイコールにするように
恒常性の維持が働いてしまうようにできているんです。
それもそうですよね。
摂取カロリーが増えすぎて、消費カロリーが減れば肥満になりすぎて、
病気になって、命に関わったり、
逆に、摂取カロリーが減って、消費カロリーが増えても、
栄養失調になって、命に関わりますから。
だから、常になるべく摂取カロリー=消費カロリーにしておきたいんです。
これが、恒常性の維持です。
・じゃあ糖新生とは?
糖新生とは、簡単に言うと、
筋肉を削って、それをエネルギーに変えることです。
摂取カロリーが減って、エネルギー不足になると、
先ほど解説した恒常性の維持が働いて、消費カロリーが減るんですが、
完璧にイコールになることは、ありません。
それは、
摂取カロリーは、本当に何も食べなきゃゼロにできますが、
消費カロリーは、常に脳が働いていたり、筋肉が働いていたり、内臓が動いているので、
ゼロになることはありえないからです。
ということは、摂取カロリーをめちゃくちゃ減らしても、
消費カロリーの方が多くなるということです。
じゃあ、その分のエネルギー不足は、どうやって補うかというと、
筋肉を減らして、エネルギーに変えるんです。
なんで体脂肪じゃなくて、筋肉なのかというと、
筋肉はあればあるだけ消費カロリーが増えるからです。
摂取カロリーが減った分、消費カロリーを減らしたいので、
より効率的にそれができるのは、
無駄にカロリーを消費する筋肉を減らすことですよね。
もちろん、体脂肪が減るのがゼロではありませんが、
断然筋肉の方が減るということです。
そうすることで、筋肉を減らし、消費カロリーを減らせて、
さらに、その筋肉をエネルギーにできて、一石二鳥なわけです。
これが、エネルギー不足の時に起こる、糖新生です。
だから、食べなきゃ痩せない!
先ほど解説した「恒常性の維持」と、「糖新生」
という2つの体の仕組みのせいで、
食べなきゃ痩せるは、本当ではなく、勘違いなんです。
食べなきゃ、その分、消費カロリーが減って、筋肉が減るので、
体脂肪が減らなくなるからです。
なので、食べなきゃ痩せないを実践してても、痩せていない場合は、
食べないと、痩せないので、
まずは、少しずつ食べる量を増やしてみてくださいね!
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目次
山﨑 将太

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