先日
『最近、朝に足がつるんです。。。』

と、お客様からご相談いただきました。

足がつる、ふくらはぎや足の指がピーンと痛くなって、朝からこうなると起こされるし、良いものではないですよね。

この朝に足がつる原因ってほぼ決まっていて、

今日は、朝に足がつる原因と、対策方法についてお話しますね！

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足がつるのは、簡単に言うと、誤作動です。

普通は、筋肉をギュッと固めようと思うと、脳が「この筋肉を収縮させてギュッと力を入れよう」という指令を、その筋肉に送ることで固めることができます。

実際、『お腹に力を入れよう』とか『力こぶを出すようにギュッと力を入れよう』って考えてやることができますよね。

これは、脳から指令を送っている証拠です。

脳が指令を送っていないのに、固めてしまうので、「あれ？今固めるときじゃないんだけど？指令送ってないのに？？」という状態で、

意図せず勝手に筋肉に力が入っているので、痛みや張りが起こるわけです。

足がつるのは、いわゆる筋肉の誤作動ということですね。

そんな朝に足がつるのは、ほぼ水分不足が原因です。

筋肉は、ギュッと力を入れるのも、ふわっと緩めるのも、ミネラルが関わっています。

・力を入れるのは、カルシウムやカリウム
・緩めるのは、マグネシウム

というミネラルがそれぞれ関わっていて、うまくこのミネラルたちが働かないと、筋肉はうんともすんとも使えません。

水分不足になると、このミネラルのバランスが崩れて、

力を入れるカルシウムやカリウムの濃度が濃くなりすぎて、勝手にギュッと力を入れて固める「足がつる」誤作動が起こってしまうんです。

なぜ水分不足で、ミネラルバランスが崩れるかというと、

僕らの体は、約60％が水分で、その中にミネラルは存在するからです。

筋肉の中のミネラル、筋肉の外のミネラル、血液中のミネラルなど、僕らの細胞の中にも外にも水分とともにミネラルが存在します。

これらのミネラルは、かなり厳密に「これぐらいの濃度にしないとダメ！」というぐらい体が細かい調整を行って、濃度を保つようにしています。

水を１L入れたバケツに、ビー玉を100個入れたとします。
そのバケツの水を、半分の0.5Lにすると、ビー玉の数が同じなら、水だけが減っているので、１Lに100個のビー玉と、0.5Lに100個のビー玉なら、0.5Lの方がビー玉の濃度が濃いということになりますよね。

これと同じことが、水分不足の体でも起こり、どこかのミネラルが濃い状態になります。

ただ、ビー玉と違って、体はミネラルの濃度を「絶対これぐらいに保たないとダメ！」と細かく調整しなければいけないので、

どこかのミネラル、例えば、血液中のミネラルの濃度が濃くなると、他の場所(筋肉やそれ以外の細胞)から水分をもらってきて、ミネラルの濃度を調整します。

でも、そうすると、今度は他の場所の水分不足が起こり、ミネラルの濃度が濃くなってしまいますよね。

これが水分不足で、ミネラルバランスが崩れる理由で、そのせいで、筋肉が誤作動を起こして、足がつるんです。

特に、寝ている間は、当然水分を摂らなくて、逆に汗をかいて水分不足が進みますよね。
寝始めより、朝の方が、汗もかいて水分不足がより多くなっているので、ミネラルバランスの崩れも大きくなり、朝に足がつるんです。

「朝に足がつるのは水分不足」という原因がわかれば解決策、対策も簡単ですよね。

そうすれば、朝に水分不足で足がつるのを防げるからです。

もしかすると、『夜家であまり水分を摂っていなかったかも』という思い当たる節があるんじゃないでしょうか？

『確かに飲んでないかも』と思われたら、とりあえず今日の夜しっかりと水分を摂ってみてくださいね！

先日、これをお客様にもお伝えして、実践していただいたところ、

『あれから2週間経ちますけど、1回も足がつってません！』
というご報告をいただきました。

夜寝る前までに水分をしっかり摂れると、足がつる原因が解決されるので、まさに対策になるわけですね。

朝に足がつるのは、水分不足が原因です。

なぜなら、水分不足になると、ミネラルバランスが崩れて、筋肉が誤作動を起こしてしまうからです。

脳の指令なしに、筋肉が勝手にギュッと固くなってしまうのが「足がつる」という現象なので、水分不足を解消して、ミネラルバランスの崩れをなくせば、自然と足はつらなくなります。

『夜あんまり水分摂ってないかも』と思われたら、足がつらないように今日からしっかり水分を摂るようにしてみてくださいね！