こんにちは！
立川の女性専用パーソナルトレーニングジムASmake(アスメイク)の山﨑将太です。

https://asmake.jp/news/2338.html/

先日「MCTオイルで痩せる？痩せない？」という記事を書いたところ、読んでくださったお客様より

『わざわざ摂る必要ないってことは分かったんですけど、
朝、コーヒーにMCTオイルを入れて飲むと、お腹が空かないからダイエットに良い
と聞いたんですけど、どうなんですか？』 

というご質問をいただきました。 

今も流行ってるんですかね？ 

コーヒーにMCTオイルを入れて、朝ご飯の代わりにすると、 

お昼までお腹が空かないので、ダイエットになるというものです。 

MCTオイルでカロリーも摂れて、 

コーヒーで体脂肪の分解も促せて、お腹も空かないので、 

自然と摂取カロリーを減らせてダイエットになるというなら、 

かなり良い気がしますよね。 

実際それで『痩せている』という声を聞くこともありますが、 

朝、コーヒーにMCTオイルを入れるのは、特にダイエットにオススメとは言えません。 

なぜなら、筋肉が減って痩せにくい体になってしまうからです。 

今日は、朝、コーヒーにＭＣＴオイルを入れるのは、ダイエットにオススメなのかどうかについてお話しますね！ 

ＭＣＴオイルとは、中鎖脂肪酸という脂質の１種のことで、 

僕らが普段食事で食べるほぼすべての食べ物に含まれる 

長鎖脂肪酸という種類の脂質とは少し違うものです。 

ＭＣＴオイルの特徴としては、 

心臓に運ばれる長鎖脂肪酸と違い、 

肝臓に運ばれてすぐにエネルギーになってくれるのが特徴です。 

(参考記事：MCTオイルで痩せる？痩せない？) 

これを朝、コーヒーに入れて飲むというのが、 

ダイエットに効果的という情報があり、それが流行っている(？)んです。 

朝、コーヒーにＭＣＴオイルを入れて飲むだけ 

その後は、お昼ご飯まで食事を摂らないというダイエット 

実際にやってみるとわかると思いますが、 

コーヒーにＭＣＴオイルを入れて飲むと、 

確かにお昼までお腹が空きにくく、 

自然と食べる量を減らせることがわかります。 

そうすると、自然に食べる量が減って摂取カロリーが少なくなり、 

ダイエットに良いというメリットは確かにありますが、 

それと同時に、デメリットもあるんです。 

それが、痩せにくい体になるということです。 

なぜなら、朝にコーヒーとＭＣＴオイルだけだと、 

体が飢餓状態になってしまうからです。 

朝は、昨日の夜ご飯を食べてからかなり時間が経っています。 

そうすると、朝起きたときには、すでにエネルギー不足になっています。 

このエネルギー不足を埋めるためには、 

糖質を摂る必要があります。 

糖質だけが唯一のエネルギーになるので、 

摂ると、エネルギー不足ではなくなり、体が 

『エネルギーが満たされているから、体脂肪をどんどん減らそう』 

と判断して、痩せやすい体にしてくれます。 

それが、コーヒーにＭＣＴオイルを入れるだけの食事だと、 

オイルという脂質だけで、糖質がありません。 

糖質ではなく、脂質なので、体のエネルギー不足を補うことができず、 

ずっとエネルギー不足のままお昼ご飯まで仕事や家事などの活動をすることになります。 

活動をする＝エネルギーを消費することなのに、 

エネルギー不足だと、体は 

『エネルギーを消費しすぎて死なないように、筋肉を減らして、体脂肪を温存しておこう』 

と、エネルギーを消費する筋肉を減らして、緊急時のエネルギーになる体脂肪を減らさないようにします。 

つまり、痩せにくい体を作ってしまうんです。 

なので、一生コーヒーとＭＣＴオイルの朝ごはんにするしかなく、 

お昼ご飯や夜ご飯も、今よりも量を増やして食べると体脂肪が増えやすいので、 

今より食事量を増やすことができなくなります。 

むしろ筋肉がどんどん減って、体脂肪がどんどん増えやすい体になるので、 

今よりも食事量を減らしていかないといけなくなります。 

極端な話、いずれ痩せるために何も食べられない生活をしないといけなくなります。 

なので、朝、コーヒーにＭＣＴオイルを入れるのは、ダイエットにオススメしないんです。 

もちろん、コーヒーにＭＣＴオイルを入れて、 

お腹が空かないから、お昼ご飯まで何も食べなくても苦じゃないし、 

結果、朝ごはんを食べていないのと同じなので、摂取カロリーが減ってダイエットに効果的というのもわかりますが、 

この「お腹が空かない」という効果は、 

ＭＣＴオイルだからではなく、 

脂質(油)だからです。 

つまり、ＭＣＴオイルじゃなくても、 

オリーブオイルでも、ココナッツオイルでも、ほとんど同じ 

「お腹が空かない」という効果を得ることができます。 

もっと言うと、食物繊維でも同じ効果を得られます。 

野菜やきのこ、海藻類を食べて、食物繊維を摂取しても、 

「お腹が空かない」という効果を得ることができます。 

これは、脂質も食物繊維も、どちらも 

一生懸命消化するために、胃や腸に長く滞在させてくれるからです。 

胃や腸に長く滞在させるということは、物理的に胃や腸が満杯の状態を保てるので、 

「食べたい」という欲求が少なくなり、「お腹が空かない」という効果になるんです。 

なので、コーヒーにＭＣＴオイルを入れて飲むからお腹が空かなくてダイエットに効果的なわけではなく、 

他の油でも、野菜やきのこなどでも同じ効果を得られます。 

とはいえ、朝に、他の油だけでも、野菜やきのこだけでも、 

結局糖質を摂らないと、痩せにくい体になるので、ダイエットにオススメできるものではないんです。 

朝、コーヒーにＭＣＴオイルを入れて飲むのを、ダイエットにオススメできません。 

なぜなら、その食生活だと、筋肉が減り、体脂肪が増える痩せにくい体になるからです。 

ダイエットのために、朝には、糖質を摂ることが必ず必要で、 

ＭＣＴオイルという油(脂質)では、その代わりにならず 

痩せやすい体を作ることができないので、 

あまりオススメするダイエット方法ではないんです。 

それよりは、しっかりと朝から糖質を摂るようにした方が、 

ダイエットがスムーズなので、お米などを食べるようにしてくださいね！ 

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