『白米と玄米ってどっちが良いんですか？何か違いってありますか？』
これ、よく聞かれるご質問です。

僕は糖質制限を推奨していないので、必ずお米を食べていただくようにしています。

そうすると、このようなご質問をいただきます。

結論から言うと、

白米と玄米の大きな違いは、「取り除いたものがあるかないか」です。

どういうことかというと、

ただ、この玄米に残っている、外の皮や胚芽に、食物繊維やビタミン・ミネラルが多く含まれていて、

栄養素の豊富さで言うと、玄米に対して、白米は30％ほどしか残っていないと言われています。

それだけ玄米に残っている皮や胚芽には多くの栄養素が豊富に含まれているということですね。

これが、玄米と白米の違いです。白米も、元は玄米ということですね。

そんな玄米と白米、ダイエットにおいて太りにくいのはどちらかというと、

食物繊維が多いということは、それだけ体の中への糖質の吸収がゆっくりになります。(玄米の栄養素は、ほとんどが糖質(ブドウ糖))

そうすると、血糖値の上昇が緩やかになり、インスリンというホルモンも少ない量で済み、体脂肪が増えにくくなるんです。
(参考記事→食物繊維を食べると痩せる理由)

また、僕らは、糖質(ブドウ糖)を体の中で処理するときに、多くのビタミン(ビタミンB1など)やミネラル(マグネシウムなど)を使います。

これらのビタミンやミネラルが、白米にはなくて、玄米に残っている皮と胚芽の部分に多く含まれているので、お米の糖質(ブドウ糖)をしっかり体の中で処理することができて、体脂肪として蓄積しにくくなります。

しかも、これは、ダイエットにおける話だけではないんです。

健康面に関しても、玄米の方が、白米よりも良いんです。

僕らは、腸内で、免疫細胞を作ったり元気にしています。

腸内環境が良くなると、それだけ免疫細胞を元気にして、働きやすい状態を作れます。

そうすると、免疫がしっかりと働いて、ウイルスや菌などに負けない体、体調を崩さない体になるんです。

さらに、腸内でセロトニンという「幸せホルモン」が作られることもわかっています。
(参考：１　２)

ということは、腸内環境が整って良くなると、セロトニンが作られやすくなり、「幸せホルモン」という名の通り、前向き・ポジティブになりやすいんです。

前向きやポジティブになると、免疫が活性化して元気になる＝体調を崩しにくいということがわかっています。
(参考：３)

そのため、白米よりも、玄米を食べた方が、食物繊維も多く摂れて、腸内環境が整いやすくなり、健康面でも良いんです。

ここまでご説明させていただいた通り、玄米の方が白米よりも、ダイエットにおいて良いということになります。

なぜなら、玄米の方が白米よりも、食物繊維やビタミン・ミネラルが豊富で、
太りにくいうえ、腸内環境が良くなり、健康面でもメリットが大きいからです。

特に苦手や嫌いでなければ、白米よりも玄米の方が良いので、もし迷っている場合は、玄米にしてみるとどんどん体が良くなっていきますよ！

ご参考にしてください！

(パーソナルトレーニングについての詳細はこちら)